まちづくりのひろば

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地球温暖化と二酸化炭素の排出

CO2やメタンの排出が地球温暖化の原因との説が有力です。地球温暖化は極端な夏の暑さ、冬の寒さ、竜巻や超大型台風の発生をもたらすと言われています。最近は実感として地球温暖化を感じるようになりました。

今回は原因と考えられる二酸化炭素の排出について調べてみました。

(出典:全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より)

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日本の二酸化炭素排出量は12億7600万トン。直接排出しているのはエネルギー転換部門発電所か)39%、産業部門26%、運輸部門17%の順となっています。エネルギー転換部門では大量の二酸化炭素を発生させていることがわかりますが、そのエネルギーはどこで使われているのでしょうか。

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二つのグラフを見比べると業務その他部門(7%→21%)と家庭部門(5%→16%)、産業部門(26%→33%)で二酸化炭素を排出して得たエネルギーは業務その他部門と家庭部門で多く使用されていることがわかります。

したがって会社(事務所)や家庭で節電したり、太陽光発電などを導入することでかなり二酸化炭素の排出を減らせることがわかります。

 

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上のグラフは家庭からの二酸化炭素排出量(用途別内訳)です。

発電所は電気需要が少なくなる深夜も発電量を絞ることが出来ないそうです。深夜電気代が安くなる“Eライフプラン”などに変更し、電気温水器の導入など深夜に電気使用をシフトすることで、二酸化炭素排出量を減らすことも考えられます。

自動車からの二酸化炭素排出は約4分の1を占めています。なるべく自転車や公共交通機関を利用したり、自家用車は製造時のエネルギー負荷が小さく、燃費の良い軽自動車に乗り換えることは二酸化炭素削減に寄与します。

 

近年の円安などでガソリンなどの燃料費は15年前の二倍弱まで高騰していますが、石油以外のエネルギーへ大きく転換せざるを得ないというほどではありません。

しかし、地球環境の変化スピードは恐ろしいほどなので、地球温暖化対策を経済(エネルギー価格変動)にまかせておいては手遅れになるでしょう。

(おわり)