まちづくりのひろば

子どもたちの未来のために

東海道を歩いてみた

ゴールデンウィークを利用して東海道四日市から内部まで歩いてみました。

出発点はアーケードの中。東海道がアーケードの下を通るのは珍しいそうです。

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中央通を渡って南へ歩きます。

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浜田町から南浜田町のあたりは車が通らずとても快適。

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東海道沿いで生き残っているのは和菓子屋さんばかり・・・・。

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ガラス越しに猫がお出迎え。

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石造りの立派な「落合橋」

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東海道沿いの神社仏閣は400年前に西の丘陵部から移ってきたものが多い。

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スチール製だがデザインが凝っている「天白橋」。

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建物に挟まれ、傾いた「日永一里塚阯」の碑。

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東海道名残の一本松」。この辺りは縄手と呼ばれ、両側に低い土手が築かれ、大きな松が連続して植えられていた。

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県道を渡って進むと全く東海道の面影のない、歴史景観をみじんも配慮しない住宅地に。

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東海道沿いでは飛び抜けて立派な「伊勢蔵」(味噌・醤油製造販売)の店構え。店主はこの辺りの領主の末裔らしい。

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東海道日永郷土資料館」、平成25年11月開館。土蔵付きの商家「八木家」を借り、日永を中心とした郷土資料を展示しています。ボランティアの方の熱心な説明と展示品の素晴らしさに感銘を受けました。

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「日永の追分・神宮遥拝鳥居」。昔、鳥居は写真左の参宮道(伊勢街道)を跨いでいたのを一号線の拡幅を機に移設されたそうです。

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鳥居下の名水を汲みにくる人が絶えない。

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内部駅からナローゲージでかわいい電車に乗って近鉄四日市駅まで帰って来ました。

 

東海道を歩いて感じたのは

・ゴールデンウイーク中なのに自分の他に歩く人を見かけなかった。市民の間では東海道の関心度は低いよう。

・幹線道路と並行している区間は抜け道として車がスピードをだして走っており、危険で落ち着かないし、排気ガスで散策は体に悪い。観光資源として活用するつもりがあるのなら、先ず交通規制と道路構造の検討(ハンプなどの設置)が必要。

・神社仏閣や橋、「名残の一本松」、「東海道日永郷土資料館」、「日永の追分・神宮遥拝鳥居」など歩いて楽しめる資源はある。あとは市民と行政がどれだけそれらを大事に思うか、意識するのかの問題。

 

東海道を観光資源とするなら本気で取り組まなければ、町並みの変化に埋もれてしまいます。

(おわり)