まちづくりのひろば

子どもたちの未来のために

10年後を考える② 〜自然災害・気候変動

まちづくりを考える上で10年は構想上の大きな区切りとして使われています。10年後、日本、自分たちの地域はどのようになっているでしょうか。

 

東海地震の発生が懸念されています。気象庁のホームページによると

東海地震は、駿河湾から静岡県の内陸部を震源域とするマグニチュード8クラスの巨大地震で、その発生の切迫性が指摘されています。

その根拠として、過去にこの地域で発生した大地震の歴史が挙げられます。駿河湾内にある駿河トラフから四国沖にある南海ト ラフにかけてのプレート境界では、過去100年から150年おきに岩盤がずれてマグニチュード8クラスの巨大地震が繰り返し起きていたことがわかっていま す。しかし、前回の地震東南海地震[1944年、マグニチュード7.9]、南海地震[1946年、マグニチュード8.0])の際には南海トラフ沿いの岩 盤だけがずれて、駿河トラフ沿いの岩盤だけがずれずに残ってしまいました。そのため、駿河トラフ周辺の部分の岩盤は150年以上もずれていないことにな り、「東海地震はいつ起こってもおかしくない」と言われているのです。

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上の図(出典:気象庁HP)によると駿河トラフ付近に大きなひずみ(150年分以上)が溜まっており、近年、南海・東南海地震の三連動の可能性も指摘されています。

3年前の東北大震災以来、各地で防災意識が高まり、特に津波対策は進んでいます。

個人としては、①なるべく上の階で寝る(→家の倒壊時に助かりやすい)②家具の固定(→家具と天井との間に段ボールを挟むなど簡易な対策でも地震の第一撃から身を守ることが出来る)③避難時にはブレーカーを落とす(→通電火災を防ぐ)④非常食などの備蓄(→避難所の生活環境は厳しいので、自宅で過ごせる準備を)⑤近所付き合いを大切に(→大規模災害時に頼りになるのは隣人)、を心がけましょう。

 

地震以外にも地球温暖化の影響か、近年は気候変動が著しく、巨大台風や竜巻の発生が心配されています。夏冬の屋外環境の厳しさも増している様です。

 

今後、世界各地で起こる気候変動による農作物への影響など、自然環境の変化に対する対応を強いられることになるでしょう。屋外での活動も制限されるかもしれません。

住宅は冷暖房の効率を上げるため高断熱化が進むでしょう。

(おわり)