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まちづくりのひろば

子どもたちの未来のために

『リノベーションまちづくり 不動産事業でまちを再生する方法』

地域づくり

「リノベーションまちづくり」の大御所的存在、清水義次氏の書籍。リノベーションまちづくりの「やり方」についての自分の感想をまとめてみました。

リノベーションまちづくり 不動産事業でまちを再生する方法

リノベーションまちづくり 不動産事業でまちを再生する方法

 

○目次
はじめに
第1章 リノベーションまちづくりとは何か
01 リノベーションまちづくりは、何のために、何を使って、何をするのか
02 まちづくりのプレーヤーは誰か
03 民間主導型・小さいリノベーションのプロセス
04 公民連携のプロセス
05 リノベーションまちづくりの5ヶ年計画
06 まちを変えるプロジェクト
column 01 結果よりもプロセスに着目する

第2章 フィールドワークに基づくエリアマーケティング
01 まちに出て観察する
02 リノベーションまちづくりの可能性を見極める
03 考現学の手法を応用する
04 スモールエリアを定量的に把握する
05 スモールエリアと周辺のまちを定性的に把握する
06 エリアマーケティングとは
07 ストーリーを編集する 仮説・読解からエリアプロデュースへの展開
column 02 考現学をまちづくりに応用する

第3章 まち再生のマネジメント 自立型まちづくりの進め方
01 現代版家守とは何か
02 リノベーションまちづくりの具体的な手順
03 プロジェクトを実行する 事業計画・実施・検証・実行のPDCA
column 03 まちづくり会社マネジメントのための三種の神器

第4章 公民連携型・小規模なリノベーション
CASE01 北九州市小倉家守プロジェクト リノベーションまちづくりの典型
CASE02 千代田SOHOまちづくり 現代版家守事業の始まり
CASE03 神田RENプロジェクトとCentral East Tokyo
CASE04 家守塾
column 04 HEAD研究会

第5章 公民連携型・大規模なリノベーション
CASE01 歌舞伎町喜兵衛プロジェクトと吉本興業東京本部の廃校活用
CASE02 3331アーツ千代田 廃校を活用した民間自立型アートセンター
CASE03 岩手県紫波町オガールプロジェクト 公民連携で新しいまちの中心をつくる
column 05 エリアイノベーターズブートキャンプと公民連携事業機構

第6章 公民連携型の都市経営へ
01 公だ民だと言っているヒマはない
02 0を1にする/小さく生んで大きく育てる
03 公民の不動産オーナーが連携すれば都市は変わる
04 都市再生に補助金は要らない
05 民間主導のまちづくりは何が違うのか
06 行政の役割は何か
07 民間の役割は何か
08 リノベーションまちづくりで都市・地域経営課題を解決する
09 都市政策と5ヶ年計画の重要性
10 老朽化した公共施設をどうするか
column 06 稼ぐインフラ

おわりに ──家守事業はどこでもできる

 

冒頭に「リノベーションまちづくりは決して難しくない、やり方の手順を踏んで行けば道が開ける」とあります。やり方の手順とは何?

 

①リノベーションまちづくり事業の意志決定者を探す

意志決定者とは民間と公共の不動産オーナー。リノベーションまちづくりは志を持つ不動産オーナーを見つけるところから始まる。

自分にとってはここがとても難関です。大都市であればリノベションスクールの準備段階で、それなりの物件や人材もすぐに出てきそうですが、地方都市の場合、講演会やシンポジウム、ワークショップなどのイベントを開催するなどの啓発活動を積み重ねが必要です。

シャッター商店街になって何十年もたつ地方都市で「志のある不動産オーナー」は見つかるのでしょうか。

 ②家守チーム作り

 不動産オーナーに代わり、リノベーションまちづくりプロジェクトを企画し、その不動産を運営管理する組織が必要となる。まず別々の個性、仕事の領域、機能を持った3〜4人でスタートし、資金やリスクを共有する。

③コンテンツを担う人たちを集める

 不動産オーナーと家守チームが揃ったら、あとは継続的に家賃を払い続けてくれるテナントを集めることが必要。

具体的には定期マーケットやマルシェへの出店者や、コワーカー達がまちへ新しいコンテンツを展開してくれるテナントになると考えます。

 

以下の④〜⑦は事業計画の話。

④再生するエリアを設定する

⑤エリアを再生するビジョンをつくる

⑥事業計画を立てる

⑦やれることからすぐに始める

 

イベントを開催しても興味のある方の参加が数十人。不動産オーナーは地元に住んでいないことも多いです。まずは一点突破でリノベ事業をやって見せるしかないと思います。それが最も効果的な啓発活動になります。

 

(おわり)