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まちづくりのひろば

子どもたちの未来のために

藻谷氏講演会「地域の力を取り込み学ぶ」

地域づくり

24日午前10時から、四日市大学で行われた藻谷浩介氏による「地域の力を取り込み学ぶ」を聴いてきました。

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里山資本主義」で有名な藻谷氏。以前このブログでも紹介しました。

地域循環型社会の形成① 〜CLT工法の可能性 - まちづくりのひろば

 

講演の概要

①地域の風土、里山といったものは住んでいる方にとっては当たり前なものだが、海外から来た人にとってはとても珍しいものなので観光資源になり得る。

例:飛騨里山サイクリング:ガイドが里山(特に田んぼ)を説明。2時間コースで4,700円/人。

例:辺野古のサンゴ。地元の人にとっては当たり前のもので、貴重だとは思っていない。

 

②地域の中にある資源を活用する。

・木材資源

例:ペレットストーブ本体の価格の低下。木材ペレットは軽い、爆発物でない、液体のように流し込める(自動化)。薪ストーブより維持管理が容易。

例:陸前高田市の役場 〜最新の集成材技術を使えば公共建築物も鉄筋コンクリート構造より安く建てることができる。利点→大工さんが作れる、部品数が少ない(ガラスと木材、留め具のみ)、断熱性が高い。

例:スイス(チューリヒ)のタメディア新本社(板茂の建築作品) 〜単純なパーツを組み合わせた大規模木造建築。利点→地震に強い、燃えにくい、軽い。

SBA_Tamedia

・農産物

例:山口県周防大島 〜61種類のジャム。果物はそれほど美味しくなくとも、ジャムにすれば美味しくなる。「今だけ・ここだけ・あなただけ」

 

③フランス・イタリア、オーストリアのように、食品加工(パスタ・ワイン・チーズ)、木材加工(ペレット・集成材)でも外貨は獲得できる。

例:日本の赤字の大部分はアラブ諸国からの化石燃料輸入。黒字のほとんどがエネルギー輸入で消える。食料加工品はグラム単価が高い。家電製品を安価で買い叩かれるよりずっと競争力が保てる。

 

④地元産品を1%でも使えば世の中が変わる。里山資本主義は国際競争にも叶っている。

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地域活性化のために①③はできる方がやれば良い。②を皆で意識し、実行することが大事。

 

相変わらずの藻谷節でした。「お金と遊休資産をもっと地域内でぐるぐる回す」これからもっと意識します。

 

(おわり)