ダンボールコンポストによる生ごみの堆肥化
吉崎海岸の早朝清掃・勉強会に参加しました。
今回の勉強会は「ダンボールを使った生ごみの堆肥化」、講師は三重県地球温暖化防止活動推進員の山田さんです。
近年の地球温暖化ははっきり体感できるレベルです。
四日市ウミガメ保存会の森さんは「地球温暖化は夏暑くなるだけではなく、冬が寒くなる。そして春と秋が極端に短い。今年も春がなかった」と話されました。
地球温暖化を緩和するために私たちができること、そのひとつに「生ごみの堆肥化」があります。生ごみを出さないことで運搬・焼却しなくて済み、「1年間1家庭では52kg・CO2の削減になり、焼却経費も7,000円の節約」(三重県地球温暖化防止活動推進センターのチラシより)になるそうです。
コンポストの材料はダンボール、ピートモス、もみ殻くん炭、ダンボールをすっぽり被せる虫よけ布製キャップです。(四日市市環境学習センター・農業センターで1セット500円で販売している。四日市市内の各市民センターで行われている講座へ参加してください、とのことでした。)
ダンボールコンポストは好気性のバクテリアを使用しますので、通気性が大切になります。バクテリアは空気中にいるそうです。
ダンボールは風通しのよい台の上に置きます。中の材料は生ごみを入れる前によくかき混ぜ、中心部に穴を掘って生ごみを入れます。生ごみは水を切らなくても入れられます。
紙や落ち葉、タケノコの皮などは処理が難しいとのことでした。
ダンボールによる生ごみの堆肥化は家庭で処理できることで、ごみ減量にはとても有効ですが、普及のための動機付けが難しいと思います。
神奈川県相模原市では生ごみ減量にグループで取り組んだ場合、一人当たり年間1万円の補助制度があるそうです。主婦の心を動かすには十分な金額だと思いますがいかがでしょうか。
(おまけ)
海岸清掃の様子
ハマヒルガオの花々
ハマニガナの花(とても珍しい花だそうです)
(おわり)