まちづくりのひろば

子どもたちの未来のために

農産物の名物・ブランド展開について

旅行先で高速道路サービスエリアの土産物は農産物を軸としたものが多いと気づきました。紀州ならウメ、静岡ならお茶といった農産物をテーマにパイやカステラ、クッキー、あめ玉などに展開されています。

大体、その地方特産で収穫量が多いものがブランドとして定着すると考えられますが、中にはどこにでもあるような農産物をテーマにしていることも多いと思われます。

例えば淡路島ではタマネギを「淡路島タマネギ」として、パイやせんべいなどのお菓子やスープ、ドレッシングなどに展開していますが、タマネギの収穫量は北海道がダントツで二位は佐賀県、三位の兵庫県は北海道の5分の1以下の収穫量で、日本の中では特別な産地とは言えません。あえてタマネギを取り上げたこと、その後のブランドの展開の素晴らしさに感心しました。

翻って、地元四日市ではどんなブランド展開が可能でしょうか。水沢の伊勢茶は静岡県、鹿児島県に次ぐ第三位。淡路島タマネギと同じように生産量は目立ちませんが今後のブランド展開によっては名物として大化けする可能性はあります。

また農産物ではありませんが、楠地区の畜養ハマグリは焼き蛤販売と組み合せれば面白いでしょう。四日市萬古焼もブランド戦略を徹底すればまだまだ伸びるかもしれません。土産物としては重い、割れ物なので敬遠されがちですが、宅配を基本とすればサービスエリアでも販売が出来ると思います。

(おわり)