まちづくりのひろば

子どもたちの未来のために

まちづくりと「居場所づくり」

最近のまちづくりのテーマは「居場所づくり」ではないかと考えています。

  • 小学校以下の子どもたちが安全に過ごせる場所の確保は大切。共働き世帯のための保育園や学童保育所。
  • 学校が面白くない青少年のために相談に乗ってあげられる健全で居心地のよい場所が必要。
  • 赤ちゃんを抱えた若いお母さん達の居場所。おしゃべりをしてストレスを発散したり、悩みを打ち明けたりできる場所が必要。
  • 働く場所を作ることも居場所づくり。非正規の職場は単年度契約が多く、よい「居場所」ではない。
  • 定年後のお父さんの居場所。大体、家の中に居場所はありません。再雇用や地域などに居場所をみつける必要が。

居場所をテーマにした茂木さんの今日のTwitterから

いつ(2)インターネットの登場によって、情報は無限に手に入る ようになった。しかし、それだけでは人間は満足できない。メダカが、泳ぎ回る水が必要なように、たとえそれが水たまりであっても、「居場所」がなければ人 間はやっていけない。居場所とは、身体性であり、体温であり、きずなである。

 “人間は「居場所」がなくてはやっていけない”。とても切実なもの。

またこんなことも。

いつ(3)居場所をすでに手に入れている人は、手に入れていない人に対しての感性が低い。自分自身が居場所を失ったり、あるいは居場所を持つことと持たな いことの狭間にいなければ、居場所をつくり、共有することがいかに大切かとわからないのかもしれない。だから、家入さんの言葉は大切だ。

職場や仕事を奪われる心配のない公務員には「居場所」を失う喪失感は最もわかりにくい感覚かもしれません。

(おわり)