「コーヒーの美味しいいれ方」を学ぶ
おもてなしの飲み物といえばコーヒー。最近「カフェ」は人が集まり話し合いをする場を指すようにもなりました。
昨日はスターバックスコーヒー(以下スタバ)が開催するコーヒーセミナー「おいしいコーヒーのいれ方編」に参加してきました。
コーヒー豆の知識や、おいしいいれ方の 説明の後、テイスティング。ケニアは浅煎りに近く、コロンビアは中煎り、スマトラは深煎りの豆。
ケニアは酸味?があり、苦味は感じない。コロンビアはいつも飲んでいるインスタントコーヒーに近く、万人向け。ナッツ・アーモンドのような味(?)。スマトラは重量感があるがやや味が平板か。比べてみれば確かに味は違うなーというのが感想。
次にコーヒープレスを使って実際にコーヒーをいれてみる。コーヒーの特徴がよく分かる抽出方法だそうで、テイスティングではもっぱらコーヒープレスが使われているとのこと。ドリップ方式ではコーヒーの油分がフィルターを通らないため、逃している風味があるのだ。
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フードペアリングとして、シュガードーナッツとコーヒー(中挽き)の組み合わせを味わう。確かにこれはよい組み合わせ。ドーナッツの甘さとコーヒーの苦味とコクが引き立てあってバランスがいい。
最後にアイスコーヒーとフォームミルクとの組み合わせ(写真左)。冷めたホットには全然合わない(右)が、アイスには泡立てたミルクのトッピングはありだ。
コーヒーが世界中で流行し、飲まれているのは理由(わけ)があるのだと思いますが、今回のセミナーではその魅力の一端に触れたような気がします。
以下にコーヒーの基本事項をまとめました。
◯アラビカ種とロブスタ種
コーヒーの品種は大きく分けて2つ。
種 | 生育適地 | 病虫害への耐性 | 味の特徴 | 用途 |
---|---|---|---|---|
アラビカ種 | 標高900m〜1800m | 弱い | 豊かな風味、酸味 | コーヒー豆(ストレート) |
ロブスタ種 | 標高900m以下 | 強い | 苦味多い、可溶性大 |
インスタント・缶コーヒー、ブレンド用 |
コーヒー豆の専門店で扱っている豆はアラビカ種がほとんど。アラビカ種はアフリカのエチオピアが原産地。
◯コーヒーの加工
加工とはコーヒーチェリーの果肉を生豆から取り除く工程のこと。
加工法 | 作業 | 味 | 主な産地 |
---|---|---|---|
水洗加工 | 機械で果肉を除去、水洗い、発酵タンクで寝かせ | 軽やか・さっぱり・弾けるような | 中南米 |
半水洗加工 | 手動で果肉を除去、天日で乾燥 | 少ない酸味・しっかりとしたコク・なめらかな | インドネシア |
乾燥式加工 | コーヒーチェリーを乾燥した後、果肉などを取り除く | ワイルド・レーズンのようなベリー感 | ブラジル・アフリカ |
◯焙煎(ロースト)
煎り方 | 色 | 味 | 特色・用途など |
---|---|---|---|
浅煎り | シナモン色(薄茶色) | 酸味が強く、苦味はない | お湯の温度は低め70〜80度で淹れる |
中煎り | 茶褐色 | 酸味と苦味とのバランスもよく、コクと甘みがある | 一般的なロースト |
深煎り | 黒みを帯びる | 酸味はほとんど感じられず、苦味と香ばしさが強くなる。 | エスプレッソコーヒーやアイスコーヒーなど |
スタバでは焙煎は海外で行っており、ローストレベルをブロンド・ミディアム・ダークとしている。
おいしいコーヒーをいれるための4つの基本
1.分量
・180mlの水に対して10g(大さじ2杯)のコーヒーの粉 ※スタバのおすすめ
2.挽き具合
・抽出方法に合った挽き具合で
※例えばコーヒープレスなら粗挽き、ドリップなら中挽き
3.水(お湯)
・美味しい水を。軟水がおすすめ。
・お湯の温度 中煎りの豆は90〜96度・深煎りは90度以上が最適
4.豆の鮮度
・温度変化の少ない場所に 〜湿気を防ぐ
・密閉性のある容器の中に 〜酸化を防ぐ
(参考)
(おわり)